新型コロナウイルスワクチン接種の予約手伝いを通して感じたことを4点まとめる。
- ワクチン接種予約システム、しっかりしてくれ
- 高齢者が使うスマホの是非
- ジャパネットたかたで初めて知ったスマホサポートについて
- ワクチン接種予約の代替案 (今更) について
祖母の新型ウイルスワクチン接種の予約手伝い
2021年5月18日、私は祖母の新型ウイルスワクチン接種の予約手伝いをしていた。
結果から言うと、祖母のかかりつけ病院は Web 予約も LINE 予約もできない病院だった。
そのため、最終的には電話予約を行うこととなったが、これでお話がおしまいというわけではない。
「スマホ」や「ワクチン接種予約システム」など、色々考えが浮かんできたためだ。
一応、ダメ元で Web 予約しようとしてみると、予約日選択の画面まで進んでびっくりした。 まあ、どの月を見ても「予約できる日がありません」みたいなことが書かれていたが。
途中でエラー吐いてくれ〜〜〜!
まずは初期パスワード変更してから新しいパスワード変更して……って、 祖母だけでなく、デジタルに疎い私の母親も無理だろうな〜と思った次第。
前述したように、最終的に祖母はワクチン接種センターのようなところに電話し、そこ経由でかかりつけ病院での接種予約ができたそうだ。
高齢者が使うスマホ
祖母が使っているスマホはらくらくスマートフォン me である。 ネット上で「高齢者は らくらくスマートフォンを使わずに iPhone を使ってくれ」みたいな意見が散見されるが、次の2つの画像を見比べてほしい。
「インターネットで〇〇と検索してください」という指示があったとする。
片や「Safari」のコンパスみたいなアイコン、
片や「インターネット」と書かれたボタンがスマホ上に存在する。
どちらが高齢者にとってより分かりやすいだろうか?
さらに、前面下部中央に物理ホームボタンも搭載しているため、何か変なことがあったらそのボタンを押せばいい。
元々の iPhone のワンボタン方式は実際直感的だったため、IT リテラシーの低い利用者にもウケたんだろうな……と
(個人的には iOS, Android のジェスチャ操作は好きだが、特に高齢者にとっては覚えることが増えて大変だと感じる)。
あと、祖母が知らない間にタスクキルする方法を覚えていたのには感動した (祖母が「こっちの方が充電もつからねぇ~」って言ってたんで、まあツッコまずに「そうやね~」と返しておいた)。
触ったことがないのに意見するのは無責任だと感じるし、
自分ができることは他人にもできるみたいな考えもどうかと思う。
Q. 普通の Android スマホにそういうホームアプリ被せたらいいんじゃない?
A. 勝手にしてください
ジャパネットたかた で知ったスマホ操作サポートアイデア
テレビを見ていると、ジャパネットたかたで高齢者に向けたスマホを紹介している場面を見た。 ワイモバイル回線とのセットで、確か かんたんスマホだったと思う。
何が凄いかと言うとサポートである。
コールセンターの人がらくらくスマートフォンの画面上を遠隔で指し、操作の手伝いをしてくれる。
多分、これはワイドサポートというワイモバイル自体のサービス。
ここにあるように、このサポート自体は Android の対象機種なら利用可能。
他社 (KDDI) でも近いサポートがあった。
ただ、注意点として契約するときはこれらサポートについて、直接きちんと聞いてからにしてほしい。
では、iPhone にそういったことができるんだろうか?
調べてみると、 time-space.kddi.com
お客さまのiPhone画面をこちらのモニターで遠隔で確認しながら操作方法をお伝えできるので、言葉だけではうまく伝わらないというお客さまのストレスが軽減
とある。
結局は言葉で伝えるしかないんだろうな。ピンポイントでここ!って指すことはできないわけだ。
先のワイモバイルの「ワイドサポート」は年中無休で受付時間は9時~21時となっている。
このくらいのサポートができるつもりでいるのか。同居してるならいいかもやが
ワクチン接種予約の代替案
ワクチン接種予約の代替案 (今更遅い) についてひらめいたので、そのまとめ。
ネットは難しい、電話は繋がらない。 せや!往復はがき使えばいいんじゃ?と思った。
あと、向こうから一方的に接種日時を決めてくる方式。高齢者に対する新型コロナウイルスワクチン接種の予約、往復ハガキの方が楽やったんじゃないかと思ってしまう
— ODEN (@oden_denchan) 2021年5月25日
これが FAX が無くならない理由です!(適当)
あと、一方的に日程と時間決めて、「ダメやったら往復ハガキに書いて送り返して」方式
— ODEN (@oden_denchan) 2021年5月25日
この世界線でも「柔軟に」「責任は私が取る」「ドタキャンは他の人が打ってもいい」って河野大臣が言ってくれたらそれで OK やん https://t.co/tqgmemF6cw
— ODEN (@oden_denchan) 2021年5月25日
下記ツイートを見てみると、そもそもやってるところがあるんすね。 何か後出しじゃんけんみたいになって残念。
デジタル化全盛の昨今において、新型コロナワクチンの接種予約で最も安定しているのは、まさかの往復ハガキというオチ。自治体の規模にもよるのでしょうが、非常に参考になります。 pic.twitter.com/FiD4i9qjc5
— TAMAKI Shingo (@s_tmk) 2021年5月13日
次は、電話は電話でも真逆の発想。「ワクチン接種受けたくない人 」が電話をかける。
e.g. 苗字が「あ」から始まる人は〇月×日の△時、「い」から始まる人は〇月×日の□時に受け付けるみたいな方式。逆に、「ワクチン接種したくない人は電話してくれ」とかどうやろ。
— ODEN (@oden_denchan) 2021年5月25日
ワクチン接種の予約は抽選方式にして、50音のハッシュテーブルに応じて電話予約受付時間を定めるとか
さらに、予約電話 + 一つ前のアイデアの混合
e.g. ワクチン接種予約センターへの発信は、〇月×日の△時は市外局番の次が「1」の人だけ通じる (携帯電話も同じような感じで)。 あとは無慈悲に切られるとか。電話番号の規則を知らないのでここら辺は適当。電話の負荷分散方法として、例えば「ワクチン接種センター」への発信は時間帯によって番号制限かけるとかできんのかな https://t.co/JWF5IKkY1g
— ODEN (@oden_denchan) 2021年5月25日
結論
何でもかんでもネット上で行いたい!高齢者も我々に合わせろ!な人は、自分たちが高齢者になったときに「IT 強いですよアピール」をすればいいだけなのでは?
おしまい