Coke ON Pass を契約してみた
まず、Coke ON Pass はご存知だろうか。多分ご存知だと思うが、一言で説明する。
月額2,700円で Coke ON Pay 対応の自動販売機で1日1本交換可能になるサービスである。
どんな飲み物も90円で買えますよということだ。
先着申し込み10万名を対象に、2021年4月、5月は半額だったため契約してみた。(半額だと1本45円、まいいでしょ)
以下は日本コカ・コーラ株式会社のリリース
結論から言う。
Q. このサービス提供者から見て、利益率が高くなるのはどんなとき?
A. このサービス利用者が飲料を交換するのを忘れたときである。
極端なことを言うと、1か月で1本も交換しなければ2,700円募金したのとほぼ同じとなる。
サブスクを〜、ぶっ壊す!
例えば、自動販売機に1本150円のペットボトル飲料があるとする。 以下のことは誰にでも分かる。
- 毎日その飲料を飲んでいた人: 出費が減る
- その飲料をたまにしか飲んでいなかった人 : 出費が増える
1本150円でざっくり計算すると、1か月で18日以上飲んでいるかどうかが損益分岐点。
サービス提供者としては、後者の比率の方が大きければ儲けが増えるということになる。
ただ、ルールとして1日に1本であるため「契約しているのに交換忘れ」が最も利益率が高い。
ここからは邪推だが、サービス提供者は『交換忘れてくれ~!』と願っていると考えるとなんかつらい。
要するに、契約しているのに、お金を払っているだけで使わないことがある。
これが私がサブスクを嫌っている一番の理由である。
ここまで考えると、消費者の多数がこの事実に気付いてしまうと、ヘビーユーザーだけがこのサブスクを利用することになる。 結果的にあまり儲けにはならないのでは……とか心配してしまう。
みんなうれしいパンスク
そういえば、『ガイアの夜明け』を見たことでパンスクというサービスを知った。
株式会社パンフォーユーが提供するサービスだそうだ。
以下はパンスクの Web サイト
また、以下はテレ東プラス、『ガイアの夜明け』パンスク回の記事
主に首都圏の家庭に届けるサービス「パンスク」(1回3,990円、送料込み)を始めた。現在、利用者は約6000人。店側は、焼き上がったパンを特殊なビニール袋に密封して冷凍するだけ。通常の冷凍庫でも味を損なうことはないため、新たな設備投資も必要ない。
これなら、ユーザ側はお金を払っているだけで使わないという心配をしなくていい。 家で待っているだけでよく、さらに冷凍室に入れておけばいいため、無駄にしてしまう可能性も低いためだ。
そう考えると、パンスクってパン製造、サブスクサービス提供者、消費者の三者 Win-Win-Win なのでは?
ちょっと月額料金が高い気もするが、そこは「全国の美味しいパンが食べられる」という付加価値があるため、あまり気にならない (個人の感想)。
おしまい